1.会社に対する価値観というものが変わった
昔は社員旅行というと、どこの会社もしている印象がありましたが、最近はこのような事をする会社は減ってきたといって良いでしょう。
それだけ余裕が無くなっているという事も言えるのかもしれませんが、会社に対する価値観というものが変わったという事がこの要因として考えられます。
昔は会社というのは一つの家族のようなモノとも考えられるところがあって、運命共同体として組織の上も下も同様に考えられるという事があったところがあります。
ですから、社員旅行のようなところで絆を深めるという事をするのもある意味では当然の考え方でもあったという事です。
ですが、これが現代はこうした運命共同体という考え方が希薄なり、会社が社員に求めるモノは成果のみであって忠誠心の様なものは要らないというように考える様にもなったと考えられます。
そうなれば、社員も当然意識は変わっていくわけで、自分にとって会社は手段に過ぎないという考え方になり、運命共同体というような考え方は消滅していく方向性が出てきたわけです。
今では定年まで会社で働くという事も少なく成りましたから、この方向性はこれからも続いていくという事にもなるのでしょう。
2.社員旅行のメリットもある
ですが、この社員旅行という物が無くなるのかというと、それはまた違うとも考えられます。
こうした運命共同体という考え方には良かった側面も多々あるわけで、これを売りにして社員を集めるとこも当然出てくるということになるわけです。
他社は冷たいけれども自社はあったかいというようにして、これで優秀な人達や考え方を同じくするという人達を集めて事業をするという事も出来るわけで、これからはこうした二極化が進んでいくのかもしれません。
どちらが良いというようなものでは無く、これは考え方の違いによるもので、何を重視するのかという事の違いですから、特にこれを問題視することも無いでしょう。
自分の考え方に近い方を選択して働くという事をすればいいだけの事なので、特に難しく考える必要もありません。
運命共同体という考え方の方が安心して働くことが出来そうですが、一度意見の対立があれば、そこは居づらい場所という事になるかもしれません。
ですがそうでなくて成果のみが重視されるというところでは、意見が対立したからと言って特に問題にもならないでしょう。
結果が全てという考え方ですから、その過程については特に重視される事はありません。
ですから、社員旅行が無いからいって問題視される事もこうした所ではないのです。
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