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忘年会の幹事は自己アピールの絶好のチャンスだと鈴木氏は言う

1.鈴木貞一郎氏が解説!忘年会の幹事をやる際の押さえておきたいポイント

1年の締め括りという意味で、どこの会社にも必ずあると言っても良いのが忘年会です。

社内行事がそれほどないという会社でも、これだけは毎年行うというところも少なくはありません。

最近の若い社員の中には、終業後に上司に飲みに誘われても業務が終わってまで社内の人とは付き合いたくないと言って、そういった誘いにも全く付き合わないという人もいますが、1年の最後のこの宴会ぐらいは必ず顔を出すようにしましょう。

さて、若い社員は幹事を任されることがありますが、どうせやるならなるべく楽しい会にしたいものです。

そのためには押さえておきたいいくつかのポイントがあるということを覚えておいてください。

まずは会場の場所を決めから始めてみましょう。

居酒屋なのか、それとも洒落たレストラン等を貸し切って行うのかといったことは、ひとえに会社を構成する社員の状況によって大きく変わってくるので注意が必要です。

例えば年齢層が比較的高く、男性が多いという会社ならばお洒落な洋食よりも居酒屋系でざっくばらんに飲めるところを好む傾向がありますし、逆に女性が多い職場ならばフレンチやイタリアンといったレストランが喜ばれる確率が高いと言えます。

去年はどういったところで行ったのかということや、予算について確認することも大切ですが、もうひとつ忘れてはいけないのがロケ-ションです。

会社から遠かったり、わかりにくい場所は避けて現地集合でも誰もが迷わず来られるお店を探すようにしましょう。

忘年会の出欠については、早めに把握しておくようにしましょう。

その際にはキャンセル料の発生についてもしっかりと確認してください。

ドタキャンはお店に迷惑がかかるのはもちろん、金銭が発生してしまします。

2.社内のキーパーソン中心に開催日を決定する

日時と場所を決めたら、早めに社内メ-ル等で出欠を取ることが肝心です。

大体1カ月半前ぐらいに通知を出せば多くの社員に参加してもらえるのではないでしょうか。

候補日は1日だけでなく、いくつか挙げておくことがポイントです。

そして、その中から開催日を決定する決め手となるのは、社内のキ-パ-ソンです。

これは会社で行う忘年会なのでキ-パ-ソンの参加は優先させなければなりません。

そのことを頭に入れて、後はなるべく多くの人が参加できる日を選ぶようにしてみてください。

ここまでつつがなく進行することが出来たなら、半分ぐらいは成功したと言っても良いかもしれません。

後は当日どれだけ盛り上がるかということにかかっています。

当日は、早めに予約したお店に到着するようにしてください。

席順は会社にもよりますが、役職者は上座に座るというのが一般的な常識となります。

そして、幹事は一番下座の入口に近いところに座ります。

幹事の挨拶は不可欠なものですが、なるべく短く簡潔に済ませるようにすると印象が良くなります。

そして乾杯の音頭をとってもらう人には事前にその旨を伝え、了承を得ておくようにしましょう。

3.幹事は自分の評価を上げる絶好のチャンス

無事に忘年会が始まったら、幹事は気配りを欠かしてはいけません。

ビ-ルは足りているのか、お酒を飲めない人も楽しめているかといったことをさり気なくチェックしてください。

もしも話に入って行かれていないメンバ-がいたりしたら、その人が話に入れるような話題を振ったり、自分が話しかけたりということも幹事ならではの心配りです。

お店を貸し切っての忘年会ならば、ちょっとしたゲ-ム等も場を盛り上げる手伝いをしてくれます。

特に賞品付きのゲ-ムだったら盛り上がることは間違いありません。

その際にはあまり複雑なル-ルのゲ-ムではなく、ビンゴ等の誰もが知っている簡単なものを選ぶことをおすすめします。

大抵のお店が2時間制という時間制限を設けているので、飲み放題のお店ならばラストオ-ダ-の声掛けをすると喜ばれます。

突然時間切れと言われたら、せっかく気持ち良く飲んでいた雰囲気に水を差してしまいます。

ですから幹事は時間配分といったことも常に考えておかなければなりません。

会がお開きになったら、速やかに会計を済ませるようにしましょう。

ここでもたもたしていると、楽しかった雰囲気が台無しになってしまうリスクがあります。

出来ることならば会の終わりの方にトイレに行く振りでもして、前もって会計を済ませてしまえば、2次会にもスム-ズに移動することが可能となります。

忘年会の幹事は一見大変そうではありますが、事前の準備さえしっかりやっておけばそれほど大変な仕事ではありません。

それどころか社内で自分の評価を上げる絶好のチャンスだと思ってください。

上司等に頼まれたら、是非積極的に引き受けることをおすすめします。

今まであまり話をしたことがなかった人と会話する良い機会ですし、企画や計画を立てるといった作業は今後仕事を続ける上で必ず役に立つはずです。

社員みんなが楽しめて、自分の評価も上がり、勉強もできるなんて一石二鳥以上だと鈴木貞一郎氏も言及しています。