朋和産業株式会社の誕生や特徴と評判について

朋和産業株式会社は主に食品パッケージの軟包装資材の製造販売を行っている企業で、プラスチックフィルムや紙素材の扱いを得意としています。
会社が誕生したのは1962年のことで、今から約60年前と半世紀以上の歴史を持つ会社です。
元々資材を扱う会社として誕生していますが、現在の舵取りの方向性が定まったのは包装資材の会社を買収して子会社化した1986年のことです。
その後1995年に吸収合併しており、1998年には更にレンゴーグループの傘下に入りました。

1967年に千葉県船橋市に本社工場が完成

会社設立の時点の所在地は東京の墨田区でしたが、1967年に千葉県船橋市に本社工場が完成してからは、一貫して千葉を中心とした製造販売に注力しています。
レンゴー株式会社の子会社化をした時は本社工場に物流倉庫を増築していますし、2006年には本社工場にグラビア棟を増設と、力の入れ具合が分かります。
とはいえ、朋和産業株式会社は東京も重要な活動拠点と捉えており、2003年の港区のデザイン室開設、2006年には千代田区でデザイン室を開設しています。
実は千葉一辺倒ではなく、海外にも目を向けて後に現地法人化する駐在所を上海に開設したり、台湾にも支店や工場を設置しているほどです。
しかし、やはり事業は習志野工場がある千葉にあって、2018年の新工場棟増築、2020年の関東物流センター開設からも窺えます。
レンゴーグループ入りを果たしてからは投資や事業活動が一層活発化しており、今では従業員数が1500名を超えています。
売上高は651億円に達していますから、企業規模と市場における存在感の大きさは明白です。

朋和産業株式会社は何から何までワンストップで対応可能

自社で企画製造から販売まで行えるように、一貫した生産体制を確立してきたことから、朋和産業株式会社は何から何までワンストップで対応できます。
具体的にはパッケージや素材の提案を行うプレゼンテーションを始め、商品企画やマーケティングリサーチ、製版データの作成や製版などです。
印刷に関する設備も有しているので、高品質な印刷をスピーディーに仕上げてパッケージを納品することができます。
つまり生産効率が高い上に短納期も実現していることを意味します。
異種フィルムを貼り合わせるラミネート加工もお手の物ですし、スリット加工も経て製袋を行いますから、後は食品を包装するだけとなります。
食品包装のパッケージを製造販売する企業なので、品質管理に妥協はなく、不良品のチェックは言うまでもないですが、強度や臭気のテストまで行っています。
完成したパッケージはバーコードで在庫管理が行なわれており、正確かつスピーディーな出荷が実現します。

朋和産業株式会社は環境保全活動にも力を入れている

朋和産業株式会社は環境保全活動にも力を入れていますから、印刷に用いるインキに環境負荷が抑えられる水性を採用したり、資材そのものも使用量の削減に取り組んでいます。
環境保全活動は省エネルギー化や省資源化の推進と、ペーパーレス化にも取り組み、法規制の遵守の徹底と広報や啓発活動の推進といった形で見られます。
情報開示と環境保全活動によって社会貢献を進めていますから、オープンな姿勢の企業だといえるでしょう。
燃焼施設維持管理情報については2011年度から現在に至るまで、毎月公開が行なわれています。
朋和産業株式会社は自社主力商品のパッケージを美しく、優しく商品を包装するものと捉える企業です。
人々の生活に密着する包装資材だからこそ、商品が魅力的に見えたり楽しくなる、それでいて開けやすく分別しやすいパッケージが求められていることを理解しています。

朋和産業株式会社が手がけている商品について

コンビニなどの店頭に並ぶデイリー商品、スーパーマーケットに並ぶチルドや冷凍食品、常温で販売が行なわれる食品のラミネート製品も同社が得意とするものです。
他にも耐熱性や保存性、使いやすい機能を併せ持つ様々なパッケージを開発してきた歴史があるので、専門性が高く食品メーカーからの信頼も厚いです。
一般的には名前が知られていない企業ですが、医療現場向けのメディカル用品も手掛けていますから、医療従事者であれば知っている人も少なくないと考えられます。
朋和産業株式会社の評判は、歴史がある企業ながらも若手が活躍できる社風で、オフィス環境や福利厚生も評価が高いです。
また女性が活躍できたり有給が取得しやすいなど、その人にあった働き方ができると評判です。
社内における評判がこのようにポジティブですから、商品のパッケージが高品質なのも頷けますし、消費者も安心して食品を手に取ったり口に運ぶことができます。
食品は食品を製造するメーカーだけでなく、食品を包むパッケージのメーカーがあってこそ流通するものですから、目立たないにしても必要不可欠な存在だといえます。

まとめ

人々の生活、ひいてはこの社会を支えていると言っても過言ではないので、安全に口にできる食品パッケージを提供する企業の存在目を向けてみることをおすすめします。
そして食品を手にする度に思い出したり思いを馳せる、これこそがまさに消費者にとっての務めだと思われます。